ある学校のトイレに出るという幽霊の話
ある学校でトイレに幽霊が出るという噂(うわさ)がありました。それによると、放課後の午後4時ちょうどにトイレに入ると、幽霊が出るというものでした。だから、生徒はみんな午後4時になると、だれもトイレに行きませんでした。
しかし、太郎君は、そんな噂は信じませんでした。勇気のある太郎君は、わざと午後4時にトイレに入ってやろうと、ある日、時計を見ながら、午後4時になるとトイレに行きました。
トイレに行ってみると、トイレの前におかっぱ頭の女の子が立っていました。
「今、午後4時だからトイレに入らない方がいいよ。」
そう女の子は忠告しました。
「ありがとう。」
太郎君は、その女の子を知らないので、聞きました。
「君はどこのクラスなの?」
「隣の四組。四年四組よ。」
「ふ〜ん。」
太郎君はそう言って、トイレに入って行きました。しかし、幽霊なんていません。
太郎君は用をたすと、自分のクラスの教室に戻りました。そして、まだ教室にいた他の生徒に言いました。
「やっぱりトイレに幽霊なんて出ないよ。4時に行ったけれど何にも出なかった。」
翌日、太郎君は学校に来ると、昨日トイレで声をかけてくれた女の子を捜しました。しかし四年四組に行っても、その子は見あたりません。
そこでそのクラスの女の子を一人捕まえて、おかっぱ頭の女の子はどこにいるのか聞いてみました。
「そんな子いないよ。」
その後、四年四組のある女の子が、昔、交通事故で死んだと言うことを太郎君は知りました。その子の髪型がおかっぱ頭だったと言うことでした。
それ以来、太郎君は学校で午後4時にトイレに行くことはなくなりました。
桃から出た罪
昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました。いつもおじいさんは、山へ芝刈りに行き、おばあさんは川へ洗濯に行っていました。
ある日、おばあさんが川に洗濯に行くと、川上の方から大きな桃がどんぶらこ、どんぶらこと流れてきました。
おばあさんは、ちょうど山に行こうとしていたおじいさんを呼んできて、その大きいな桃を取ってもらいました。
桃を割ってみると、ただの桃でした。当たり前です。おじいさんとおばあさんは、その大きな桃をおいしく食べました。
しかし、それを警察官が見ていました。警察官はおじいさんとおばあさんに近づくと・・・
「占有離脱物横領罪の現行犯で逮捕する!」
・・・と言って、おじいさんとおばあさんに手錠をかけ、逮捕してしまいました。
こうして、おじいさんとおばあさんは、別れ別れになって、余生を刑務所で過ごすことになったとさ。
東日本大震災の日に東電社長は夫婦で観光旅行中
東京電力の社長は、東北地方太平洋沖地震が起きたとき、平日なのに夫婦で観光旅行に興じていたらしいです。
東日本大震災が発生した3月11日前後の清水正孝・東京電力社長の行動が27日、毎日新聞の取材で明らかになった。東電が説明していた「関西財界人との会合のための出張」とは異なり、奈良・平城宮跡や東大寺の修二会(しゅにえ)(お水取り)見物が主で、平日に夫人、秘書同伴という観光目的の色彩が極めて強く、業務に相当するような公式行事はなかった。東電は清水社長の夫人同伴の関西出張を認めておらず、東電側の隠蔽(いんぺい)体質が改めて浮き彫りになった形だ。
毎日新聞の取材に対し東電は「清水社長の日程は、相手のいることなので公表できない。否定も肯定もしない」と答えるだけで、詳細を明らかにしていない。
関係者や奈良県によると、清水社長ら3人は3月10日午後、2泊の予定で奈良市のホテルにチェックイン。11日に、夫人同伴で東大寺(奈良市)のお水取り観賞が予定されていた。
清水社長は11日午後、電気事業連合会会長として平城宮跡を「視察」。見学中の午後2時46分に大震災が発生し、視察を切り上げ、同日夜の宿泊とお水取りの観賞を取りやめた。電事連は、平城宮跡をメーン会場に開かれた平城遷都1300年祭に協賛していた。
関西財界人との会合について、関電首脳は「清水社長に会っていない」と否定し、他の主要関西企業トップも清水社長との懇談を否定している。清水社長の平城宮跡視察についても、東電広報部は「公表できない」としか答えていない。
大震災後、清水社長は奈良から愛知県に移動したとされるが、奈良からいったんタクシーで神戸空港(神戸市)に向かったとの情報もある。その後、航空自衛隊小牧基地から輸送機で東京都千代田区の本店に戻ろうとしたが、輸送機が途中で引き返したため帰京できず、翌12日午前に民間ヘリで東京に戻った。
震災発生時、勝俣恒久会長も中国出張で東京を不在にしていた。
この間、東京電力福島第1原発は冷却装置が機能せずに炉心溶融(メルトダウン)が進み、チェルノブイリと並ぶ最悪の原発事故に発展した。
毎日新聞 2011年5月28日 2時30分
平日から観光旅行とはいいご身分ですね。よほど暇な仕事なのでしょうか?
私企業だから、それはそれでいいとしても、外聞が悪いからと言って、うそを言ってごまかすのは、どうかと思います。
しかし、よく考えると、自衛隊まで使って帰ろうとするというのは、やはり普通の私企業として見てはいけないかもしれません。だとすると、平日に遊んでいるのはどうかと言うことになりますね。
翌日にヘリコプターで帰るというのは仕方ないかもしれませんが、その前日の3月11日に新幹線で帰った方が早かったかもしれません。確か、東海道新幹線は遅れながら、動いていたはずです。
社長のプライベートな事を詮索すべきではないので、どこへ誰と観光旅行に行ったかはどうでもいいでしょう。しかし、平日でも社長は遊んでいられるというのは、単に楽な仕事で暇だからなのか、東電が腐敗しきっているのか、どちらなのかが問題のような気がします。
「教育テレビ」が「Eテレ」になるそうです
「教育テレビ」が「Eテレ」と言う名前になるのだそうです。
NHK:教育テレビをEテレに、来月から名称変更
NHKは27日、「教育テレビ」のチャンネル名を6月1日から「Eテレ」に変更すると発表した。公式文書などでは今後も「教育」の名称は使用されるが、1959年の放送開始以来、50年以上にわたって視聴者に親しまれた「教育テレビ」の名称が消えることになった。
NHKは2010年度から、教育テレビの愛称「Eテレ」を導入、番組宣伝などで活用してきた。今回の名称変更について「認知度を向上させ、もっと親しんでもらうため」(広報局)と説明。「E」には教育を意味する「エデュケーショナル」のほか、「エコロジー」の意味合いも込めたという。
NHKは既に、新聞のラジオ・テレビ欄やテレビ情報誌などのチャンネル名を変更するよう関係各社に申し入れたという。
毎日新聞 2011年5月27日 22時21分
私はテレビを見ないので、どうでもいいことですが、「Eテレ」って変な名前ですね。最初聞いたときに、「electronic television」という意味かと思いました。「テレ」が「television」というのも、そもそも変ですけどね。「テリー」ならイギリス英語で「television」の意味になりますが、「テレ」って何なんでしょうか?(笑)
本当に英語で教育テレビと言う意味の愛称を考えるなら、「EduTV」の様な言葉になるでしょう。もしかしたらと思って調べてみたら、そういうウェブサイトがもうありました。
昔の人は、英語を使うとかっこいいと思っている人が多いらしいです。しかも訳の分からないカタカナ英語をかっこいいと思うらしいです。たぶん、「Eテレ」なんていう変な英語を考えたのも、そう言う世代の人かもしれません。今時英語なんてかっこよくないです。ましてや訳の分からないカタカナ英語なんて恥ずかしいです。
英語が分かって英語が使える世代と英語が分からないけれど、英語にあこがれている世代の違いでしょうね。「Eテレ」なんていう訳の分からない「英語」は、恥ずかしいだけでなく、教育上もよくないので、やめた方がいいと思います。
米国はパキスタンに通告の上、ビンラディン氏を一方的に射殺した
米国によるビンラディン氏殺害事件ですが、公式にはパキスタン政府に通告なしに米国がパキスタン国内に派兵し、ビンラディン氏を殺害したことになっています。しかし、興味深い記事を見つけました。下記の記事によると、それはかなり怪しいです。
ビンラディン容疑者:一方的に殺害か 激しい交戦音聞かず
【アボタバード(パキスタン北部)西尾英之】国際テロ組織アルカイダ指導者のウサマ・ビンラディン容疑者が2日未明、潜伏先のアボタバードの邸宅で米軍の急襲を受け死亡した事件で、邸宅のすぐ近くに住む少年(16)が5日、毎日新聞に当夜の模様を詳しく証言した。激しい交戦の音などは聞いておらず、米軍は短時間のうちに一方的に容疑者を殺害し、遺体を運び去ったとみられる。午前0時過ぎ、畑の中に着陸したヘリコプターのごう音で多くの住民が自宅を飛び出した。その前から地域は停電していた。「暗闇でほとんど何も見えない中、兵士の銃の先からレーザー光線が放たれた。映画のようだった」。ビンラディン容疑者の潜伏先とされた邸宅から畑を隔てて約100メートルの場所に住む少年は、父親とともに自宅わきから兵士たちを目撃した。
「兵士は『ザーマラ、ザーマラ』とぼくたちを制止した」。「ザーマラ」はアフガニスタンとパキスタンにまたがって暮らすパシュトゥン人の言葉で「立ち去れ」という意味だ。「兵士は10人はいた。暗かったのでアメリカ人なのかパシュトゥン人なのかわからない」。米軍は暗視装置を使っていたようだ。
闇の中、邸宅の方向から女性と子供の叫び声が聞こえ、小さな爆発音が3回ほど響いた。これと前後して2機目のヘリが飛来。現場付近に静けさが戻り、20〜30分後、さらにもう1機、ローターが二つある大型のヘリが飛来した。ほどなく2機が離陸し、その直後に大きな爆発音が響き、敷地の中から火の手が上がった。
少年は、銃撃音は記憶にないという。だが隣に住む少年の友人は「2機目のヘリが来たころ、10発くらい銃声を聞いた。すぐに静かになった」と話した。
2機目のヘリは、敷地の壁に接触し着陸に失敗。米兵は3機目の大型ヘリに遺体などを収容して飛び立つ直前、意図的に2機目のヘリを爆破した模様だ。地元のパキスタン兵や警官が地区に来たのは数時間後。少年の友人は警官の一人に「事件のことをしゃべれば刑務所行きだぞ」と脅されたという。
記者が5日、高い壁の外側から見える範囲で確認した邸宅は、2階のバルコニーに面した窓ガラスが割れている以外には火災や銃弾の痕はなく、激しい交戦がなかったことを推測させた。
毎日新聞 2011年5月6日 11時40分(最終更新 5月6日 14時05分)
ヘリコプターが、たくさんの住民が飛び出すほどの轟音(ごうおん)を立てたというのに、パキスタン政府の動きが遅すぎますね。いくらパキスタンとはいえ、数時間後に警官が来たなんて話はあり得ません。わざとのろのろやってきたのでしょう。
停電していたというのも怪しいですね。米国側がやったのか、パキスタン側がやったのかわかりませんが、パキスタンでは停電しても復旧は遅いのでしょうか?
本当の話かどうか分かりませんが、証言した少年の友人が事件の事をしゃべると刑務所行きだと警官に脅されたと言うのも、事実なら、米国はパキスタン政府から了承を得ていたことを示唆しているように思います。
ただ、たくさんの人が目撃していたら、一人や二人を脅したからと言って、口止めにはなりません。その点から考えると、この話は信憑性が低いかもしれません。単にこの少年は、もったいをつけて、毎日新聞の記者からお金を取ろうとしただけかもしれません。
二人の少年は、激しい銃撃戦はなかったと言うことを証言していますが、たぶん米兵は突入して、一方的にビンラディン氏を射殺したのでしょう。米国側も最初は40分間銃撃戦があって、その後、ビンラディン氏が抵抗したので、やむなく射殺した様な事を言っていましたが、ほとんど敵側の抵抗がなかったと、訂正しています。こういう証言がなかったら、うそを通していたのではないでしょうか?
まあ、政府発表などというのは、うその固まりだということですね。日本の場合も、たぶん同じなので、原発問題にせよ、何にせよ、注意しないといけません。
米国によるビンラディン殺害で報復テロが続発
パキスタンで何やらテロが・・・と思ったら、ビンラディンが殺されていました。
パキスタン北西部ペシャワルで25日早朝、爆発物を積んだトラックが警察施設に突っ込む自爆テロがあり、地元テレビによると警官9人が死亡、30人以上が負傷した。
イスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(TTP)」の一派と名乗る組織が犯行を認めた。国際テロ組織アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディン容疑者殺害に対する報復としている。
この施設には、武装勢力が絡む事件を担当する部署がある。警察によると250〜300キロの爆発物が使われたとみられ、建物は完全に崩壊。がれきの下敷きになった警官の救出作業が行われた。爆発の衝撃で周囲の建物も損壊した。
ビンラディン容疑者殺害を受け、TTPは米国に協力するパキスタンへの報復を表明。パキスタン当局を狙った攻撃やテロが相次いでいる。(共同)
毎日新聞 2011年5月25日 22時51分
ちょうどその頃なかなかニュースを読んでいる余裕がなかったので、知りませんでした。ビンラディンって殺されていたんですね。殺したのは米国ということの様です。「様です」ではなく、はっきり米国ですね。
ビンラディンと言う人は、テロの指導者とされている人ですが、殺した時点では、ただの容疑者です。だから、これを殺したとなると、ただの殺人です。刑罰ではありません。それに外国に住む外国人に対して刑罰を行う権利が米国にあるわけではありません。
米国は犯罪大国だと言われていますが、ここまで来ると、犯罪の権化です。どういうものの考え方をすると、殺人まで正当化できるのでしょうか?人殺しをやるなら、人殺しをやるで、宣戦布告ならぬ、人殺し宣言をしてからやるべきでした。
勝手に人の家に忍び入って、丸腰の人間を惨殺していたのでは、ただの殺人鬼に過ぎません。こんな行為を喜んでいるなんて、米国人は気違いですね。
死体は水に沈めたとか、流したとか言うことだそうです。やくざですね。暴力団ですね。呆れてしまいます。
パキスタンが報復を受けているのは、それに協力した疑いがかけられているからの様です。パキスタン政府もこんなことに協力するなんて呆れたものです。パキスタンは本当に主権国家でしょうか?
直接関係のない人が殺されるのは気の毒ですが、因果応報。自分でまいた種です。そのうち米国もひどい目に遭うでしょう。馬鹿じゃないかと思います。
浜岡原発は廃炉にすべきですが・・・
大地震の際に、原子力発電がいかに危険であるか、東北地方太平洋沖地震の際に国民全員がよく理解できたと思います。まさにどぶにはまると危険なことをどぶにはまってからやっと気づいたという感じで、馬鹿は死ななきゃ治らないとはよく言ったものです。今度は巨大隕石の落下の際に、原子力発電がいかに危険であるか理解できる日が来るに違いありません。
静岡県御前崎市の中部電力浜岡原発の周辺住民が27日、中部電に対し浜岡原発を永久に停止させるよう、事実上廃炉を求める訴えを静岡地裁浜松支部に起こす。弁護団の大橋昭夫弁護士が24日、静岡市内で会見して明らかにした。
浜岡原発をめぐっては、別の住民らが東京高裁で中部電に運転差し止めを求めて係争中だが、廃炉を求める訴訟は初めてだ。
原告は御前崎市の清水澄夫市議(64)ら同市、菊川市、掛川市の原発周辺3市の住民35人。大橋弁護士は、東京高裁で係争中の訴訟は「今後の安全対策次第では運転再開する含みを残している」と指摘したうえで「私たちは完全な廃炉を求める」と語った。清水市議は「浜岡原発は東海地震の震源の真上にあり、廃炉にしない限り、地元住民の生命の安全が保障できない」と話した。浜岡原発は1、2号機が廃炉へ向けて作業中で、3〜5号機は菅直人首相の要請を受け現在運転を停止している。【平塚雄太】
毎日新聞 2011年5月24日 20時48分(最終更新 5月24日 22時43分)
原則として、原子力発電所のような危険なものはすべてなくさなくてはいけませんが、代わりの電力供給方法を考えなくては、廃炉を実現するのは難しいでしょう。
あと、原子力発電は安上がりなところが一番魅力なので、それを廃止すると、電気代がかさむことになります。日本経済はそれに耐えなければならず、餓死者が増えるでしょう。
しかし、「廃炉にしない限り、地元住民の生命の安全が保障できない」というのは確かな話です。どうしたって、廃炉にするしかありません。
そもそも、東海地震の震源の真上に原発を作るのが間違いです。しかし、震源の上でなかったら、どこに作ってもいいわけではないと思います。日本は地震国ですから、結局、どこに作っても震源の真上になる可能性があると思います。
可能性が高いか低いかというのは問題になりません。可能性があるかどうかだけが問題です。それが人の命の安全を考えた場合に取るべき考え方だと思います。